悪徳業者の見分け方
自己破産の申し立て件数は減少傾向にあると言われていますが、所得の二極化問題が話題になっているように、多重債務者数自体はあまり変化がありません。
借金問題の解決策として、自己破産よりも任意整理や個人民事再生といった手段を選び、過払い金を回収し借金を減らし、破産を免れているというのが現実なのでしょう。
また、そういった多重債務者を狙った悪徳商法は、今も存在し続けています。
こういった悪徳商法に騙されている人が後を経ちません。
しかし、ちょっとした知識さえあればこういった悪徳商法に騙されることはないのです。
こういった悪徳商法の代表例をご紹介します。
紹介屋
紹介屋とは、多重債務者がいくつかの貸金業者に断られ、融資先を見つけるのが難しくなっている状況にあるとき、融資してくれる貸金業者を紹介してくれる人を言います。
この紹介屋というのが、悪質な紹介業者である場合がほとんどです。
紹介屋にはこのような特徴があります。
1,莫大な手数料を請求される
「借り入れ状況に関係なく融資してくれる業者を紹介できる」という理由から莫大な手数料を取ります。多額の請求をされる場合がほとんどです。
2,最初は優しい対応
紹介を受けた貸金業者へ連絡すると、優しく対応してくれます。借り入れの状況やその他の個人情報を詳細に聞かれます。対応がとても優しく丁寧であるため、疑いながらも話してしまう人が多いようです。
3,紹介を受けても借り入れできない
借り入れの状況などを理由に、紹介された貸金業者は新規借り入れを断ります。そして、また別の貸金業者を紹介してくるのです。融資を受けられなかったにも関わらず、紹介を受けているので、紹介料を支払わなければなりませんし、さらに別の紹介を受ける場合には、また紹介料が必要になります。個人情報を知られて、弱みを握られ、言い返すことができないといった状況に追い込まれてしまいます。
4,よく聞く大手消費者金融を紹介される
多額の紹介料を請求されているのにも関わらず、紹介されたのは結局誰でも知っているような大手消費者金融だったという場合も多いようです。
整理屋
整理屋とは、「借金問題を解決する」「安く債務整理を請け負う」という謳い文句で、債務者から手数料を騙し取るという手口を使います。
整理屋にはこのような特徴があります。
1,代理返済をする
今までの返済額よりも多少少ない金額を提示し、代理に返済するという理由から支払いを要求してきます。実際は、返済に充てるはずのお金を、整理屋が受け取っているのです。
2,偽の受任通知を送付する
整理屋に頼んでも、取立ては一時的にストップします。受任通知は弁護士や司法書士が出さないと効力を発揮しないのですが、受任通知を送付したり、悪徳弁護士、悪徳弁護士と提携して実際の法律家の名前で送付するなど、巧妙な手口を取ります。そして、取立てがストップしている間に、債務者を騙し、不正に手数料を請求するのです。
3,法律家が出てこない
弁護士や司法書士と面会したいといっても、何かと理由をつけられて面会できないというケースが多いのが特徴です。
債務整理は、必ず弁護士や司法書士であることを確認してから依頼しましょう。上記の内容で思い当たることがあったら速やかに契約を断ることをお勧めします。依頼するときには、本物の弁護士や司法書士の顔がみえる事務所に依頼すべきでしょう。
借金問題を解決するためには、多かれ少なかれ痛みが伴います。あまりにも話がうますぎるといった場合には疑う必要があります。
うまいことばかり言うのではなく、デメリットも明確に説明し、複数の選択肢を提案してくれて、一緒になって親身に相談してくれる事務所をお探し下さい。

